この作品の「推定視聴者」は、25歳のサラリーマン。

社会に出て、でもまだ未来は見えなくて分からなくて、もがいてるころの年齢。
まさに私自身の年齢にも当てはまる物語。
ちょうどこの年齢の頃に、この作品に出会うことができてよかった・・・!

でてくる登場人物たちも、サラリーマンなのよね。ただ、「宇宙飛行士」の、ですが。
すっごく気持ちがわかるんです。
第2話でのハチマキのあせり。
周りはどんどん出世したり成長しているのに、自分は何も変わっちゃいない。
夢だ何だって言っていても、先も見えない。目処もない。
第1話のタナベの戸惑い。
希望を持って社会にでたあとの、自分の思い描いていたものとのズレ。

社会に出ること、組織のなかに入ること、わりきり、大人と子供の違い、etc・・・
誰もが大人になってから何かしら考えることを、宇宙空間の中で描こうってすることがすごい・・・!

大人って都合がいいとか、仕方ないって言葉で簡単に片付けてしまう、とか、
子共の目から見て理不尽なことっていっぱいあると思うけど、
大人自身もとても大きな葛藤を抱えてる。
それを自分の力ではどうにもできないって挫折も抱えてる。
・・・そんなモヤモヤした気持ちを、絶妙なバランスで伝えてくる。

エンターテイメントの要素を決して忘れていないから、全体としては明るい部分も多いです。
物語の強弱のバランスがとても心地よい。

映像そのものも、とてもキレイ。
地球に太陽光が射す瞬間。宇宙空間の深淵。軌道上をゆく衛星など。
作画のこだわりも感じさせて、目が離せない。

DVD3巻あたりから、少し原作の要素も強くなってきますが、
原作とはまた違った雰囲気をもつアニメなので、
ラストをどうやって締めくくるのか、気になって仕方がない!
最終巻がでる12月まで待つのがつらいです〜〜。

原作とアニメ、ふたつとも楽しめると思いますvv

コメント

お気に入り日記の更新

  • 3人目 すずママ (3月15日 22:35)

最新のコメント

この日記について

日記内を検索