今日は仕事帰りに「ウォルター少年と夏の休日」を見てきました。

久々に見たハーレイ君は相変わらず可愛かったです。
なんというか、母親がどこか精神的に不安定な状態で、それが子供にも影響を与えている、その微妙な心境表現は相変わらず上手いな〜と感心。
映画のタイトルは、日本語版より原題の方が数倍いいですね!「secondhand lions」・・・中古のライオンたち。
物語の最後には、このイミがきちんと分かるようになっています。こっちのほうが、この映画が何を言いたいか分かりやすいのでいいと思うのだけど、なぜ変えたのでしょう??
おじいさん兄弟と、年老いて動物園のやっかいものになったライオン。人生の輝いた瞬間というものから遠ざかってしまった彼ら。
特におじいさん達は、自分達の残りの人生を、価値のないものとしてみています。
そして、父親不在で、自分の周りの世界を信じることができなくなってしまった少年。
彼らの出会い、交流は、必然的なものだったのです。
お互いが、お互いの存在を必要として素晴らしい方向へ歯車が回り始めました。

腐っても鯛・・・っていうと言い方も悪いですが、まさに「年老いてもライオン」!!
心の指針。誇り。見ていて心地よいのです。

アメリカンジョークもキツ過ぎず、ちょっとくすっと笑えるくらいでよかったです。
そしてできれば、キリンも飼って欲しかった〜。あんな小さな池?に大きなクルーザーを入れるくらいだもの。できたでしょ?(笑)

ちなみに、映画として、ハラハラどきどき、次はど〜なるのッ!!?・・・っというタイプのものではありません。
のんびりした気持ちで、見る映画です。この田舎の景色のように。

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