ハウル見てきました。
普段から映画や本の感想を書くときは、ネタバレをしないように努めながらも作品の良さを伝える・・・っていうのを目標に書いているんですけど、今回ばかりは無理です。
かなりネタバレアリです。かなり具体的な感想(そして長い)です。なのでまだ内容を知りたくないって方は、この先は読まないようにお願いします〜〜。
もいちど確認。 いいですか?ネタバレアリですよ・・・?
まず最初にひとこと!
マルクル可愛すぎ〜〜〜!!(≧¬≦)☆
私の中では「となりのトトロ」のメイをかる〜く飛び越えてしまうほどの可愛さです!一瞬でノックアウトされました。
一挙一動がめんこくてめんこくて・・・v
外に出るときにフードをかぶる姿とか、そのときの声なんかは、でてくるたびに思わずにやにや(怪しいって・・・)
ソフィーにぎゅっと抱きつくところとか、私が代わりたいくらいッ!
「ぼくたち家族だよね?」・・・この一言にはぐ〜っときました。(そして物語の重要な部分を掴んでいる言葉だとも思います)
そして本題!主人公のソフィーは、『ソフィー語録』を作りたいくらい一言ひとことが魅力に満ちています。
最初は、ソフィーは身体はお年寄りになっても心は若者の心を持ち続けているのだろうって思って見ていたのだけど、実際は違いました。
ソフィーは始めにとてもおとなしい性格として登場するのですが、
身体が年取ることによって、精神的にはぐっと若返るのです。
「歳をとって良いことは、失うものが少ないってことよ」
「いくらハウルだっておばあちゃんの心臓はとらないでしょ」
どんどん行動的になって、ばしばしモノをいう姿は、見ていて心地よいというか、歳を重ねたゆえ?の味がでていました。
正確にいうと、精神的に若返るというよりは、ソフィーの中に眠っていたものが目覚めだしたのかもしれません。
彼女の一番凄いところは、その「包容力」と「母性」です。
彼女は自分に呪いをかけた荒地の魔女でさえも、苦しんでいる姿を見れば応援し、魔力をなくせば面倒を見て・・・ってなんでそんな簡単に受け止めてしまえるの??
でも彼女の行動をみてるうちに、それが当然でしょ・・・ってな声がきこえてくるようで。
その包容力は、ハウルに対して最も如実に表現されていて、そのハウルの変化がまた、おもしろい。
ハウルはソフィーをきっかけに、自分を美しく飾ることをしなくなります。
自分の弱さを言葉にし、認めます。
そして、ただの軟派でわがままな性格から、「父性」が現れてきます。
引越しをして、模様替えをして、部屋とプレゼントを用意して。
「皆が安心して暮らせるようにしたいんだ」
ハウルからこの言葉が出てくるとは思いませんでした!!
マルクルと2人だけだったときにはそんなこと思いもしなかったでしょうに・・・(-_-)
ハウルの視線は外へも向かいます。
今まで逃げてきたとも言える戦争に大きくかかわるようになっていきます。守りたい人がいるから。
それに対してのソフィーの行動、言動。
「私たちがここにいる限り、あの人は私たちを守るため戦ってしまう。
あの人は弱くなくっちゃだめなの・・・」
こんなようなセリフだったと思う。このセリフは私にとってかなり衝撃的でした!!!
『強さ』を推奨する世の中で、弱さを認め、かつ女性としての素直な気持ちに溢れているように感じられて。
ソフィー自身の変化も、おもしろいです。
彼女がハウルへの思いも自覚し行動していく毎に、彼女の背筋はしゃんと伸び、一人の若い女性へと還っていく。
心的変化と外的変化が連動していて、どきどきしました。
呪いは彼女の成長にとっても必要なものであり、彼女自身で解き放っていく姿に惹かれます。
この物語のみどころは、人によって色々違うのでしょうが、
私にとっては、『一つの家族がつくられていく姿』です。
ソフィーはおばあさんになりハウルと出会うことによって
ハウルは、ソフィーと出会い、外へと目を向けることによって、
二人が成長し、ひとつの家族を作りあげていったということ。
若者が(家庭人としての)大人へと変化していく様を、宮崎監督の温かい視点から描かれていったように感じられました。
そして最後にハウルの城が、空を飛んでいたこと。
地を走ることしかできなかった、いわば地に縛り付けられていたハウルの象徴が、最後に解き放たれたことがとても良く伝わってきて。
あ〜〜良かったなぁ・・・って自然に思えましたo(^ー^)o
(蛇足ですが)実を言うと、
ハウルの設定がなんたか「千と千尋〜」のハクに重なるな〜とか、
そもそも何で戦争しているのかさっぱりわからない、とか
あんなに激しくドンパチやってたのに最後にそんなにあっさり「戦争はもうやめよう」ってお偉いさん達が言い出すくらいなら、最初っから戦争なんてするなーー!!っとか、小さく突っ込みたいところは幾つかあるのだけど・・・(笑)
それを差し引いても、かなり楽しめる映画でした。やっぱりジブリは好きだなぁ・・・と(^.^)
ずいぶん文章が長くなってしまいました・・・。
その上、いつもに増して文章が稚拙になっていたかも・・・(^^ゞ
なにはともあれ、ご拝読ありがとうございましたーーv
※ここで書いたセリフは映画館で一度聞いただけのものなので、言葉の大まかな意味は外していないと思うのだけど、一字一句は異なります〜。念のため。
普段から映画や本の感想を書くときは、ネタバレをしないように努めながらも作品の良さを伝える・・・っていうのを目標に書いているんですけど、今回ばかりは無理です。
かなりネタバレアリです。かなり具体的な感想(そして長い)です。なのでまだ内容を知りたくないって方は、この先は読まないようにお願いします〜〜。
もいちど確認。 いいですか?ネタバレアリですよ・・・?
まず最初にひとこと!
マルクル可愛すぎ〜〜〜!!(≧¬≦)☆
私の中では「となりのトトロ」のメイをかる〜く飛び越えてしまうほどの可愛さです!一瞬でノックアウトされました。
一挙一動がめんこくてめんこくて・・・v
外に出るときにフードをかぶる姿とか、そのときの声なんかは、でてくるたびに思わずにやにや(怪しいって・・・)
ソフィーにぎゅっと抱きつくところとか、私が代わりたいくらいッ!
「ぼくたち家族だよね?」・・・この一言にはぐ〜っときました。(そして物語の重要な部分を掴んでいる言葉だとも思います)
そして本題!主人公のソフィーは、『ソフィー語録』を作りたいくらい一言ひとことが魅力に満ちています。
最初は、ソフィーは身体はお年寄りになっても心は若者の心を持ち続けているのだろうって思って見ていたのだけど、実際は違いました。
ソフィーは始めにとてもおとなしい性格として登場するのですが、
身体が年取ることによって、精神的にはぐっと若返るのです。
「歳をとって良いことは、失うものが少ないってことよ」
「いくらハウルだっておばあちゃんの心臓はとらないでしょ」
どんどん行動的になって、ばしばしモノをいう姿は、見ていて心地よいというか、歳を重ねたゆえ?の味がでていました。
正確にいうと、精神的に若返るというよりは、ソフィーの中に眠っていたものが目覚めだしたのかもしれません。
彼女の一番凄いところは、その「包容力」と「母性」です。
彼女は自分に呪いをかけた荒地の魔女でさえも、苦しんでいる姿を見れば応援し、魔力をなくせば面倒を見て・・・ってなんでそんな簡単に受け止めてしまえるの??
でも彼女の行動をみてるうちに、それが当然でしょ・・・ってな声がきこえてくるようで。
その包容力は、ハウルに対して最も如実に表現されていて、そのハウルの変化がまた、おもしろい。
ハウルはソフィーをきっかけに、自分を美しく飾ることをしなくなります。
自分の弱さを言葉にし、認めます。
そして、ただの軟派でわがままな性格から、「父性」が現れてきます。
引越しをして、模様替えをして、部屋とプレゼントを用意して。
「皆が安心して暮らせるようにしたいんだ」
ハウルからこの言葉が出てくるとは思いませんでした!!
マルクルと2人だけだったときにはそんなこと思いもしなかったでしょうに・・・(-_-)
ハウルの視線は外へも向かいます。
今まで逃げてきたとも言える戦争に大きくかかわるようになっていきます。守りたい人がいるから。
それに対してのソフィーの行動、言動。
「私たちがここにいる限り、あの人は私たちを守るため戦ってしまう。
あの人は弱くなくっちゃだめなの・・・」
こんなようなセリフだったと思う。このセリフは私にとってかなり衝撃的でした!!!
『強さ』を推奨する世の中で、弱さを認め、かつ女性としての素直な気持ちに溢れているように感じられて。
ソフィー自身の変化も、おもしろいです。
彼女がハウルへの思いも自覚し行動していく毎に、彼女の背筋はしゃんと伸び、一人の若い女性へと還っていく。
心的変化と外的変化が連動していて、どきどきしました。
呪いは彼女の成長にとっても必要なものであり、彼女自身で解き放っていく姿に惹かれます。
この物語のみどころは、人によって色々違うのでしょうが、
私にとっては、『一つの家族がつくられていく姿』です。
ソフィーはおばあさんになりハウルと出会うことによって
ハウルは、ソフィーと出会い、外へと目を向けることによって、
二人が成長し、ひとつの家族を作りあげていったということ。
若者が(家庭人としての)大人へと変化していく様を、宮崎監督の温かい視点から描かれていったように感じられました。
そして最後にハウルの城が、空を飛んでいたこと。
地を走ることしかできなかった、いわば地に縛り付けられていたハウルの象徴が、最後に解き放たれたことがとても良く伝わってきて。
あ〜〜良かったなぁ・・・って自然に思えましたo(^ー^)o
(蛇足ですが)実を言うと、
ハウルの設定がなんたか「千と千尋〜」のハクに重なるな〜とか、
そもそも何で戦争しているのかさっぱりわからない、とか
あんなに激しくドンパチやってたのに最後にそんなにあっさり「戦争はもうやめよう」ってお偉いさん達が言い出すくらいなら、最初っから戦争なんてするなーー!!っとか、小さく突っ込みたいところは幾つかあるのだけど・・・(笑)
それを差し引いても、かなり楽しめる映画でした。やっぱりジブリは好きだなぁ・・・と(^.^)
ずいぶん文章が長くなってしまいました・・・。
その上、いつもに増して文章が稚拙になっていたかも・・・(^^ゞ
なにはともあれ、ご拝読ありがとうございましたーーv
※ここで書いたセリフは映画館で一度聞いただけのものなので、言葉の大まかな意味は外していないと思うのだけど、一字一句は異なります〜。念のため。
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