周りの人に、どうだった?ってきくと。ひとこと。
「きれい」
「豪華」
って感想が返ってくるばかりだったのだけど。

・・・うん。たしかに。
まず最初に出てくる感想は、それしかないわ。
華やか。
端から端まで華やか。

私は舞台版の「オペラ座〜」は見たことがなくて(見たかったけど見れなかった・・・涙)
唯一知ってるのが、白黒映画時代の「オペラ座〜」のみ。これは結構ホラー要素が強かったイメージがあったので、今回の華やかさは、私にとっては新鮮。
舞台版を見たことがある人の感想はどうなんだろう〜?おんなじイメージなのかな??
たぶん、その時代時代によって、同じ脚本でも演出が変わるんだろうなぁ・・・っていう印象がありました。
場合によってはストーリーも変わってる・・・?

クリスティーヌって、こんなにフラフラした人物でしたっけ・・・?
あっちにふらふら、こっちにふらふら・・・
なんだかBGMに竹内まりあが流れてきそうな展開にッ。
そのあいまいさが、周りを不幸にするのよ〜〜ッ、って突っ込みたくなってきて・・・(^^;)
うん。たしかにファントムもラウルも、魅力的で、気持ちは分かるんだけどね・・・。
この2人のかっこよさは、陰と陽のように対照的で、行動や歌詞にも表れていて、それは見ていても面白かったですv

ちょっと時間を置いて、後から考えてみると、
クリスティーヌにとってラウルが本命で、
ファントムは、その歌を聞いてしまうと自分の無意識下での感情で彼に捕らわれてしまう・・・という存在だったのかな?
そう考えると、クリスティーヌの行動も、理解できてくるのだけど。
個人的希望としては、ファントムのことを受け入れるシーンがもう少し強めに欲しかったなぁ・・・(゜〜゜)
ファントムの心は、子供の頃から成長していない(でき得なかった)部分があって、
後半になっていくほど、その脆さが浮き彫りになっていくのが切なかった・・・!
ほんのささやかなことで、満たされるのに。
そのささやかなことさえ、手に入れられなくて。もがいて。
くるしい・・・。

あと、小物の描き方は良かったです。
猿のオルゴールとかバラとか。登場人物の思いを上手くその場に残す効果があって情緒的。
シャンデリアも、最初の方で、ぐぐ〜っと引き上げられていく瞬間に、
すべてが甦っていくのが、見事。
現在(=モノクロ)、過去(=カラー)にすることで、過去の華やかさを引き立てていくし、
その過去と現在を繋ぐ道具としてシャンデリアをしたのが、これまた象徴的。

やっぱり舞台でも、一度見てみたい〜。
たぶんこっちの方が、しっくりくると思う(笑)

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  • 3人目 すずママ (3月15日 22:35)

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