映画評論では賛否が結構分かれているみたいですが、
個人的にはわりと面白かったかと^^

クリスマス休暇に、家族が実家に集まってパーティを開く中、
長男が恋人をつれてくる。
その恋人はインテリ派なキャリアウーマンで、
ご実家の皆さんは、これまた自由奔放&個性豊かな人たちで、
総スカンというか、一家の大反対を受けてしまう、というのがストーリーのはじまり。

恋人さん(サラ・ジェシカ・パーカー)は、確かにとっつきにくい性格ではあるのものの、
やることなすことすべてが、悪い方へ転がっちゃていくもどかしさと戸惑いは、
その気持ちも分かるので、切ない前半。

後半は、その恋人vs家族の「噛み合わなさ」が、じわじわ〜と笑いの方向に転換されていくのが、面白いのです^^

ちょっと無茶な展開も、確かにぽろぽろと目に付くけれど、総合的にはマル!
なぜって・・・見ちゃあいけないものを見ちゃったおとーさんの、
あの固まった表情(゜ロ゜;)!が、おっかしくって・・・・・・!
あの顔だけで、3日は笑えるかも・・・というくらい、個人的ツボでした(^m^)ぷくく

ミーハー気分で。

2006年7月23日 TV
須藤元気のサイン会に行ってきました!!

わたしゃこの方の前向きオーラが好きなのであります^^
サイン会でも、一人ひとりの言葉に耳を傾け、
それぞれに「素敵な人生を歩んでください」と、エールを送ってくれました。

わたしゃ緊張しやすい人間なので、
案の定、言いたかったことの半分も言えませんでしたよ・・・(・_・、
それにしても、よく自分が応援している芸能人に「がんばってください」って言いたくなっちゃうけど、
すでに常に「がんばってる」ことが分かっている人に対しては、あえて言うのもおこがましい気がして・・・
そうすると、何を言えばいいのだろうと、悩んでしまいます・・・。
(逆に私の方が、がんばらなきゃいけないくらいよね・・・(ーー;))

何よりも、ありがとうの感謝の言葉を。
そして、わざわざ、北の大地まで来てくれてありがとう〜〜!!

今回出版されたエッセイ本『風の谷のあの人と結婚する方法』のなかで、
気に入ったフレーズをひとつご紹介。

『あんなに輝いている太陽にさえ黒点というしみがある。
 しかし、それを太陽は悲しんではいないはず』

We Are All One.
に、行ってきました!
楽しかったっ!
海外ドラマはほどんど見ていなかったので、新鮮な気持ちで見れた気がします。

ストーリーは、交通事故にあった主人公が、6年後、奇跡的に意識を回復するのだけど、
脳の損傷により、脳の使われてない部分(DEAD ZONE)の能力に目覚め、
人や物に触れるだけで、その人の過去や未来が見えるようになってしまう、というもの。

事故が起こって目覚めたら6年後、っていう主人公の戸惑い、
特に婚約者の家から帰る途中に事故にあってしまって、気づいたら婚約者は別の人と結婚して子持ちっていう
受け入れがたい感情の葛藤が、見ていて苦しい・・・。
元婚約者も、その夫も、理性的に物事を受け止めようとしているけど、
すぐにでも崩れてしまいそうな、もろさを含んでいて・・・。

そして主人公の能力、
勝手に見えてしまうビジョン(他人の記憶や映像)が、サスペンス要素を与えていて、
知人の女性の死を救うために、元婚約者の夫(保安官)と共に、事件解決に乗り出すのです。
特にビジョンは断片的に写るから、これは何を意味してるのだろう?って考えながら見てると、どきどきしてくる・・・!

主人公の置かれている立場が、人間関係が、すべてが不安定。
そこが一番、どきどきさせられるのかも。

今回は2話までで、主人公の能力が本物だと社会的に認知されたところまで、見れました。
彼の先行きが、どこへ向かっていくのかが気になるところ。o(≧_≦)o

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さてはて。1年以上ぶりの日記です。σ(^◇^;)

去年の春に異動してから、すっかりオンラインに上がるのが億劫になってしまいました・・・(^_^;)。

一度おっくうになると、ちょこっとくらい書きたいことがあっても、なかなかその気にならなくて。

そしてひっさしぶりに、その気になったので復活です。
(・・・といっても何時まで続くかも分からないのが私。)
のんびりいきます。

今日は

2005年6月5日 日常
友人の彼氏を紹介されましたvvv
かっこかわいいぞ〜〜〜〜!!
し、か、も、18歳だーーーーーー!(≧¬≦)☆

友人は、私とちょっとしか変わらない年齢なので、
もちろん、歳の差カップルですvvv
いやはや、横から見てるだけでも、こっちがほのぼのとしそうで〜(〃ー〃)
ほかほか〜vな雰囲気でした。

んでも・・・・・・職場恋愛(←羨ましい(笑))で、
しかも周りの雰囲気から、三角四角関係がいつ発生してもおかしくない(既に発生済!?)な空気もあり。
ほんのちょっと、心配です・・・。
余計な杞憂でありますように・・・・・・!

今日までも色々あって・・・友人も、ちょっと複雑な表情をしつつ・・・、
それでもやっぱり、かわいらしい表情で、紹介してくれたのでした。(〃ー〃) vvv
5月は本ッ当に駆け足でした・・・。
仕事量が半端じゃあない・・・!
毎朝職場に出勤するたびに、新しい仕事がど〜〜んっと入ってくるし・・・。
昨日の仕事も終わってない(終わる量じゃない)のに、容赦がない。尽きることを知らない。
異動して間もないといっても、お客さんは待っちゃあ〜くれないってのは当たり前だけどさ・・・!!!

何よりも一番ツライのは、仕事量よりも「仕事全体の流れ」が未だに掴めていない事。
次に何をやらなくてはいけないのか、自分の場合その仕事にどれだけの時間がかかるのか、あと何時間で帰れるのか(笑)、把握できないのってかなりのストレス・・・。
周りの人は親切で、根気よ〜く教えてくれるのが、せめてもの救いでもあり・・・。
迷惑かけてる自覚もあり・・・。(ー_ー;)

こんなにも新しいことを一からやるのも、久しぶりで。
考え方も仕事の進め方もお客さんのタイプも、今までの経験とは全く違ってて!
こんなにも、「新しいことを覚える」のが大変だったなんて・・・!
異動前の仕事の経験年数が、結構長かった分だけ、
やっぱりちょっと、頭が固くなっていたのかも、知れない。

家に帰るとクタクタで・・・、気がついたら寝てる日々・・・。
私、こんなに仕事人間じゃあ、なかった筈なのになぁ・・・・・・。
早くこのテンポになれて、早くラクになりたいものです!!(-_-;)

5月の日記は殆ど隙間だらけだけど、
近いうちに映画感想文とF1感想文だけでも、書きたいなぁ・・・とも思ったり。(希望的観測)
ヤク中の喜多さんは、リヤルな世界がてんで分からない。
恋人の弥次さんは提案する。伊勢参りに行けば、何とかなるんじゃないかと。
うすっぺらなこの世(お江戸)を離れて、二人でリヤルを探す物語。。。
その途中で、様々なものと出会っていく。

その「様々なもの」が、まさにクセモノで!!
どこまでが現実でどこまでが幻覚かわからない!
あまりにもありえない世界観(←でも笑える(^m^))に、映画をみてる私の方が「リヤル」が分からなってくる・・・(笑)

そしてそして、映画全体として、とっても「笑える」!!・・・のに、笑えない(後から考えると)。
狂気の中に、真実がある。
笑いの中に、闇がある。
現実と幻想が、共生してる。

しりあがり寿さんの漫画って、少ししか読んだことがないから、ちゃんとしたことが言えているのか自分でも分からないのだけど、
この方の漫画って、笑えるところ、すごくばかばかしいところと、
笑えないところ、ダークな・・・何か現実世界を風刺するように突きつけてくるところとが、紙一重のところで存在してる。
「うすっぺらな」一枚の紙を境に、正常さと、狂気とが、向かい合わせに立っている。
うすっぺらな紙は、本当に薄くて、向こう側が透けてみえるほどで。
障子の紙を突き破るみたいに、その境界線を越えて、二つの世界が交じり合う。混沌としてゆく。
それは生と死の境にある三途の河も越えていくのにも繋がってる・・・!?(笑)
この表現がおもしろい〜!というか、びっくり!
そう!すべてが混沌としているのよーー!(゜o゜)!!

なんだかわかんないよッ、ってな部分がたくさんあります。
でもその「わかんない」をそのまま楽しむこともできる映画だとも感じました(笑)
本音をいえば、2レースだけで良かった〜〜!っと思っています。
一時、2005年度全レース出場停止って言われてましたから・・・(ーー;)
琢磨とバトンの可能性が奪わないで〜〜〜ッ!って本気で仏壇と神棚に祈ってました。
私の楽しみ(これも重要)が奪われてしまうのも許せないし・・・!(笑)

でもでも、2レースも出れないの・・・切ないなぁ。
FIAの判定も、なんだかしっくりこないというか、納得できないというか・・・。
BARの今後の動きには大注目です!!(-_☆)キラリ

「FIA、B・A・R Hondaの2レース出場停止を発表 重量規定違反で」
http://inews.sports.msn.co.jp/formula1/f12005/news/20050505-246.html

「Ray」観賞

2005年5月5日 映画
若き日のリチャードギアの姿を描いた作品。

彼は7歳の時、光を失う。
盲目であるという理由から、さまざまな悪意が彼に近づいてくる。
でも、盲目であるということを理由に、他人は優しくしてくれない。
他人に甘えない。自分の足で立たなくては。
・・・それが彼の母の教えだった。

そして大人になった彼は、都会に出る。
音楽という、唯一の財産を持って。
でも本当に彼が闘わなければならなかったのは、現実の闇以上に、心の闇があった。
それらは、女性問題、ドラッグにも繋がっていく。
心の弱さが、引き金になっていく。
遂にそれらは、彼の最後の砦、音楽さえも蝕み始めて−−−−。

レイチャールズのことは殆ど知らないまま見に行ったのですが、
そして前半を見たときは、イマイチかな〜っとも思ったのですが、
後半、ちょっとしんみりきました!
彼の行動の理由が、ちょっとずつ明らかになっていくので!
そして、ドラッグを絶ち、初めて自分の心と向き合ったときに見えてきたものに、うるっと・・・。(・_・、
もっとちゃんと、レイチャールズの魂の歌を聴いてみたくなる!そんな映画です。
リチャードギア、かっこよかった!
特にラスト!あのスマートさは日本人にはなかなか真似できない!(笑)
ハリウッドスターだからこそ、という感じv

日本版はこれはこれで、日本人の一般的なお父さんという感じで、素朴さとやさしさと不器用さを滲ませながら、たどたどしくも家族と彼の再生していく姿が描かれていて好きだし。
アメリカ版もこれはこれで、ハリウッドスターならではの華やかさや夫婦愛が描かれて好きです。

何より楽しかったのが、映画表現の方法というか、日本版がアメリカ版でどう作り変えられるのか、描かれるのか、その比較を文化的背景も交えながら見られて楽しかったです!
例えば、同じ内向的な男性として描かれていても、
日本人のお父さんが内気すぎて、でも「子が鎹」になるところと、
アメリカ版の、「あくまでも夫婦は夫婦間のみの問題であって子供とはまた別」、みたいな雰囲気とか。
最後のパーティに向かう時の主人公の行動の違いとか。

あとあと、日本版での笑いどころを、ハリウッド版でもたくさん活用してくれてたところも嬉しかったですv
この作品が本当に好きでリメイクしてくれたのが、ちゃんと伝わってきました〜♪

復活!

2005年5月3日 日常
しばらくこちらの日記もほったらかしにしてましたが、復帰しました。
4月はただでさえ忙しいのに、異動が決まりまして・・・。
日常業務+引継ぎの準備+後片付けで、てんやわんやで。
私ってこんなにも働き者だったかしら〜〜?ってくらい仕事と睡眠のみの生活でした。
最後の方は胃まで悪くなってきたし・・・(ーー;)
無事?異動したら仕事の内容が180度変わったので、今度は知恵熱がでそうです・・・。
異動先の皆様もまた親切なので、それがせめてもの救い☆

GWに入って、やっとのんびり落ち着けました。
念願のごろごろだらだら生活を満喫中ですvv
連休明けも、もうしばらく慌しい日々が続きそうなのですが、
ちょこちょこマイペースでまた日記も続けようと思いますので
どうそよろしくです(^.^)

女のシゴト道

2005年4月8日 読書
ISBN:4163663207 単行本 大田垣 晴子 文芸春秋 2004/09 ¥1,155

画文家・大田垣晴子さんの、各界で活躍されている方とのインタビュー集。

日常でも本でも、様々な仕事の話を聞けるというのは、純粋に面白いです。
それぞれの職業の方が、その仕事に就くようになるまでの経緯と、
その仕事のやりがいについて語られています。

パッと見、「ケイコとマ○ブ」で出てくるような職業が多いな〜と思ったり。
その仕事が、随分楽しそうに語られているけど、
そんなにその仕事がラクなようにも、楽しいだけのようにも思えない。
多分、そのインタビュー者の、「その仕事が好き」っていう気持ちが、
たぶん、ツライ思い出を緩和しているのだろう、と。
そう感じました。
だから、その表面の華やかさにだまされちゃいけない。
でも、自分の道に悩んでいる学生さんの、道選びの、ひとつのきっかけになる本だと思う。
既に働いてる方でも、自分の仕事とあれこれ比較を楽しみながら読めるかと。

画文なので、さらっと読めますv
ISBN:4902516039 春風亭昇太;糸井重里 東京糸井重里事務所 2005/03出版

最初は買うつもりなんてなかったのに、
「ほぼ日(ほぼ日刊イトイ新聞)」の紹介ページをみているうちに、どんどん気になりだしてしまって・・・
結局発売日には、買いに走ってました。

この本がどんなに愛情込めてつくられているか、こう、切々と語られちゃうとね、
じわじわと心をつつくものがあって。
「ほぼ日」は、商品の見せ方というか、この商品の何が一番の見所なのかオススメなのか、
そういう物事の伝え方が上手だなぁ・・・と、しみじみ思います。
最初は全く興味のなかった私が、どんどん惹きつけられていく心の中の変化を、客観的に覚えているので。
だから余計にそう、思う。

前置きが長くなりました。
この本は、落語に全く触れたことのない人が、落語の入り口ともなるようにつくられた本&CDです。

CDを聞いてると、寄席に行きたくなります。
場面場面で、落語家がどんな動きをしているのか、ひっじょーに気になります!
いっそのことDVDにでもして欲しかったッ。
まだ初心者なので、落語家がどういう動きをしているのか、イメージしにくいので・・・。

でもその分、本の方で、
味のある写真とイラストとレイアウトで、
寄席の雰囲気を再現しているので、助かりました。
それどころかこの本のイラストは、さらに笑いを誘ってきます(笑)
想像力の補助をしてくれて、写真から伝わるエネルギーに痺れて、
さらに寄席に行ってみたくなります。
ああもうこれは、寄席に来るようにとつくられた巧妙なワナなのだ、とさえ感じられ(笑)

落語って、、、最初はクスッと笑わされ、
じわじわ肩から震えが起こり、最後は身体全体で笑ってしまうものだったのね。

落語は、「人を元気にしよう!楽しませよう!!」っていうパワーに満ちていて。
落語そのものの面白さもさることながら、そのパワーが心地良い!
寄席に行ったら、会場全体がそのパワーに包まれて、さらに心地いいのだろうなぁ(^.^)

バーレーンGP

2005年4月3日 F1
今年のF1は、ほんっとうにおもしろいです!!
もう予測不可能!
今回の見所は、ルノー・トヨタ・フェラーリの三つ巴かと思いきや・・・!
ふたを開けてみると、フェラーリは新車投入の期待も虚しく、ミハエル=リタイア、バリチェロ=周回遅れ・・・・・・ (゜O゜;)
やっぱり新車投入を早めるのに無理をしすぎたのでしょうか・・・(-_-;)
(でもフェラーリはこのまま丸一年不調なままでいくはずもないので、あまり心配はしていませんが・・・王者のプライドとして、悔しいでしょうね・・・。これから3週間で、勝負をかけてくるのではないかと!☆)

今回の一番の予測不可能は、何といってもデラロサ!!
全く注目してなかったのですが・・・スタートして早々から、仕掛ける×2!
あれほど果敢に攻め続ける気合と集中力と根気には、注目せずにいられない!
これからも何戦かレースをみて、彼がどれほどの力と可能性を秘めているのか、もっと見極めてみたいです!
場合によっては・・・シーズン途中でも、ザウバーあたりからお声が掛かったりして・・・?(なんて、ね・・・まさかね〜〜(^^ゞ)

そしてそして琢磨!!
・・・今回も、マシントラブルで残念だったけど・・・。前半の走りは素晴らしかった!良かった!!
すごくどきどきした!!
ああ、やっぱり私は、琢磨の走りが好きだなぁ・・・vっと、しみじみ感じました。
思い返すと、私が初めて琢磨のドライビングをみたのは、ちょうど一年前の、このバーレーンで。
10年ぶりに、再びF1を見るようになるきっかけを、与えてくれたのでした。
本当に、ありがとう!!
体力的にもきちんと回復したみたいで、心底安心。
BARのチーム力の復活には、ちょっと時間がかかるかもしれないけど
(バトンのトラブルは、決定打を与えられたみたいで、さらに辛かった・・・!)
シーズンはまだまだこれから! がんばれーーー!0(≧¬≦)0

今回のレースは、もろい部分を抱えているチームが次々と淘汰されていった感が大きいです!
だからこそ、何の不調も見せずに走りきったアロンソ@ルノーとトゥルーリ@トヨタは凄い!!
またいつの間にか、3位に滑り込んじゃうライコネンも!!
このままぶっちぎっちゃうんでしょうか?
新時代の幕開けなのでしょうか??
ますます眼が離せません〜〜!!((o(^ー^)o))ワクワク

世界音痴

2005年4月1日 読書
ISBN:4093873739 単行本 穂村 弘 小学館 2002/03 ¥1,365

歌人・穂村弘のエッセイ集。
この人のことは全く知らないままに読み始めたのだけど、受けた印象は

「ドラえもんに会えなかったのび太」

会えないうちに大人になってしまったのび太。
のび太はドラえもんと会えたことによって世界とのつながりを明確にし、道案内をされ、溶け込んでいくことを知る。
だけど、ドラえもんに会えなかったその他ののび太は・・・?
どうやって世界と繋がっていくのだろう・・・?

エッセイ集ってのは結構な割合で、どこかに著者の自慢が散らばっている。
おしゃれな生活をしてるとか。
時代の先端をいっているとか。
考えが独創的だとか。
「自分だけ」っていう個性の主張とか。
それはどんなに綿密に計算して隠そうとしても、そこはかとなく滲み出てくるもので。
たとえ笑い話で読者を楽しませようとしたものでさえ、しばしばありえる。

だけどこの人の本からはそれが感じられない。
ただ「ネクラな自分」がいるだけ。
淡々と「ネクラな自分」を語るだけ。
なのに、
ただそれだけなのに、自分の心の中にちくちくと刺してくる。
自分が自覚しなかった(したくなかった?)「ネクラな私」をも浮上させる。
隠して蓋をして、閉じ込めて、まるで何事もないように振舞う私(あなた)の中にも
そういう感情をもっているだろう?って思い起こさせる。

お店に入った瞬間、気に入った服をぱっと選んでしまえる人に、
体育祭のゼッケンをつけてあげたいと思う女子がいっぱいいるのに自分でさっとつけてしまったクラスメイトに、
ただただ「敵わない」と実感してる。
そういう人にはなれないとも。
小心者で気が弱い。なのに「ネクラな自分」にどこか潔い。
その矛盾がちょっと面白い。

「ネアカな人」ならこの本は理解できないだろう。それでいいとおもう。
ISBN:4334722873 文庫 遠藤 周作 光文社 1996/09 ¥520

「眠れぬ夜に読む本」・・・っというタイトルから、てっきり読んだら眠くなるような話かと思いきや(笑)
眠れないんだからこそ、のんびりあれこれと思いをめぐらせてみよう、とする本でした〜。

話は、人間の生死について考えたものから、趣味に関してまで、広くさらっと遠藤周作の考えが語られます。
それについて、もっと広く考えるもよし。自分の場合は・・・と思いをめぐらすもよし。
遠藤周作オススメの本を読むのもよし。
活用法は幅広いです。ただ平日に読んじゃったらキケン。
のんびりできる時間に、のんびり読むのがぴったりです。
何かに思いを巡らせる、そのきっかけをくれる本。

そしてそして、この本で日本の茶道について書かれている項があるのですが、

『茶道はわびだの、さびだの言っているが、そのくせ眼のとび出るような値段の茶器を使ってみたり、高価な花瓶や釜に執着している茶人が多い。これは矛盾してはいないだろうか』

という疑問に、遠藤周作自身の考えを明快に答えている一文がありました!
私自身、長年不思議に思っていたことだったので、とてもすっきり!!
このページの意見は、たぶん一生忘れない・・・!
ISBN:4043736010 文庫 三浦 しをん 角川書店 2003/11 ¥620

海外ロマンス小説の翻訳家・あかりの「現代」の物語と、
あかりが翻訳している小説の物語とが、交差してゆく1冊で2度おいしい物語。

ありきたりのロマンス小説が、あかりの暴走で思いもよらない方向へ、あかり自身の創作に変わっていってしまう(笑)
訳本をどーいう方向に変えてしまうのか、それが分からなくって気になって、読んでる間どきどきしました〜!
そしてあかりによって変更された物語が、これまたイイ作品になっていてv
話の展開が、構成が、どういう方向に流れたらロマンス小説で、
どういう方向に流れたら一般文芸なのか、はたまたファンタジーなのか、
そういうことに興味がある人には楽しめるかと。
あかりのロマンス小説に対するツッコミもおもしろい(笑)
鋭くかつ共感性ありです。

ふたつの物語が一見関係ないようで、最後にひとつのテーマの方向に結ばれていく。その辺の構成も好きですv

蛇足ですが、
著者と物語が同時進行していく話は、個人的にかなり好きだったりします。
山田風太郎の「八犬伝」とか。
これも滝沢馬琴自身の生活と、南総里見八犬伝の物語を同時進行で描いていく本だったのだけど、
最初は「八犬伝」の物語をメインに楽しんでいたのに、
いつのまにか最後には、馬琴自身の、創作の姿勢、
目が見えなくなっても書くことをやめないその姿、その生き方に、
八犬伝の物語以上にどきどきしていた記憶がありますvv
ほぼ毎日、フル残業で特別な出来事も大してなく・・・(苦笑)
職場と家の往復で、日記も放置気味になってきたので、
仕事が落ち着くまで、ぽつぽつとブックレビューでも載せようかと思っています。

元々覚え書きとして書いていたものから、
今までサイトの方で乗せようと思って書きながらも途中で終わってしまったり、没になったり、
なんとなくupする機会を失ってしまったものが、結構溜まってきたので・・・再利用で(笑)

書いた時期によっては文体も変わっていたり、拙いものも多いのですが、
さらっと軽い気持ちで読んでもらえたら幸いですv

サイトのほうも更新したい〜と思いつつ。来月まで無理かも・・・。
休日出勤にならないだけ、いいほうだもの〜〜(+_+)
マレーシアGP・・・琢磨が高熱だしてドクターストップなんて(T_T)
大丈夫なんでしょうか・・・ただの風邪らしいのだけど、
早く良くなって、気持ちも入れ替えて、バーレーンに備えてほしいです〜!
それ以前にBAR・・・マシンは大丈夫なんでしょうか(-_-;)
スタート数周ですぐにエンジントラブルなんてッ。
今年は本当に苦しそうだなぁ・・・(+_+)

琢磨が出ていなくて淋しくはあったのですが、レース全体としてはとても楽しいものでした!!
あっちこっちでバトルが見られたし!
特にラルフとBMW2台の攻防戦にはどきどきvv
キミやんはタイヤバーストして一度順位を14位まで落としてしまったのに、最後には9位に!!
がんばったなぁ〜(しみじみ・・・)。あきらめない姿勢ってのは大好きですvv
あとちょっとでポイント圏内だったのに、惜しい!!
フェラーリが不調なのも、チームとして悔しいでしょうね。でも新車投入していないから、
この辺はあまり心配をしていなかったり。
新マシン後、今年のルノーとどういう闘いを見せてくれるのかが、一番の楽しみですvv
そしてそしてvトヨタ!!
ついに・・・ついにの表彰台!!おめでとう〜〜!
昨年までの姿をみてるから、なおさら嬉しいですvv(≧¬≦)☆
トゥルーリがとってくれたっていうのも、さらにマル。
今年のトヨタはまだまだ見せてくれそうで楽しみ〜〜〜vv
今日は職場の上司のお父さんが亡くなってしまったため、一日葬儀のお手伝いに。
ま、それは仕方のないことだし全く構わないのだけど。。。

帰り道、別の上司が帰り道が同じ方向だからと、車に乗せてくれることになって。
ありがたや〜〜〜vv
・・・・・・・・・・と思いきや!!

ウィンカーを交差点ぎりぎりで入れて左折するわ。
ウィンカーを上げたのに、曲がらないで直進するわ。
仕舞いにゃ、
左折直後にあった信号機に気づかず、赤信号で直進するなんて〜〜!!
たまたま左からきたタクシーが遅めの速度で走ってなかったら、間違いなく事故ってた!
てか、助手席側の私は確実に死んでた??
葬式帰りに自分の葬式なんて、いーーーやーーーー(T_T)
ほんと、亡くなった上司のお父さんが守ってくれたのかも。。。多謝です。
どうぞ安らかにお眠りください・・・(-人-)
もちろんレプリカなんですけど(笑)「漢委奴国王」のやつです。
九州に旅行に行った人が、歴史モノ好きな私を知ってか、お土産に買ってきてくれました〜〜♪
なかなか良くできていてv実物大だしvv
古代史スキーにはたまりません〜〜♪♪♪
ってか使う場所がないのが、淋しいくらいで(笑)

「漢委奴国王」の金印は、中国の後漢の時代(AD57)の頃、
光武帝が九州の奴国の王へと授けたもの、です。

この金印の何にときめくかって言えば、
その後1000年以上たった江戸時代に、一農民が土の中から発見したってことです!
勝手な想像なんですが、
権力闘争やらなんやらで、奴国が滅びん・・・とするまさにその時に、
側近か誰かが、敵に金印を渡さないように、こっそり土の中に埋めたんだろうなぁ・・・と。
なんというか、その時の情景を思い描くだけで
切なくなるっというか、哀愁を感じるっというか、
頭の中でぐるぐると勝手な空想が湧き上がってきて、とまらない〜(笑)

帰宅後、福岡市博物館のサイトで、
金印のページ(http://museum.city.fukuoka.jp/jb/jb_fr2.html)を見てみると、
出土には「墳墓説」と「隠匿説」両方あるのだとか!
それはそれで、また楽しい〜♪

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  • 3人目 すずママ (3月15日 22:35)

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